魂の幸福感

宝塚御殿山の自宅パン教室をしている柳瀬美仁です。
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昨夜、フェスティバルホールに読売交響楽団の定期演奏会に行ってきました。
盲目のピアニスト、辻井伸行氏の演奏があるからで、かねてより彼の生演奏を聴きたいと強く思っていた私には念願かなっての、とても楽しみにしていた演奏会でした。

9月が私の誕生月だからチケット代はプレゼントすると母が言ってくれたのですが、そうなるとなんだか申し訳なくて、一番安いB席にしたら、後ろから数えても端から数えても3番目という席でした。とほほ…。

まさにホールの一番てっぺん。
真上からステージを見下ろす格好になり、(オペラグラスを使うと)辻井氏の鍵盤の上での指の動きまでよくわかり、その繊細でいて力強く、どこまでも美しい音色は本当に心の奥深くにまっすぐ届くようで、感動の極みでした。

またR.シュトラウスの「英雄の生涯」は文字通りのフルオーケストラ。圧巻。

私、フェスティバルホールでオーケストラを聴くのはもう何度も経験しているのですが、有難い事にそのどれもが前方中央寄りととても良いお席だったのです。

前方からくる音たちを全身でダイレクトに受け止めるのはとても贅沢な経験でしたが、今回のようにホールの上から聴くというのも得難い経験でした。

下から奏でられた音たちが、完全な調和をとってホール全体に響き渡るのを聴いている…というより感じていると、まるで私の魂が肉体から出て行って、音楽と一緒になって自由に飛び回っているような。そんな感覚を味わいました。

ほんの一瞬ではあったけれど、苦痛からも心配からも解放されて、キラキラした明るい世界を、声を上げて笑いながら飛び回る、完全な幸福感につつまれたような気分。

実は昨日、告別式に行ってからの演奏会でした。。一昨日のお通夜から参加したのですが、親しい友人のご子息が2年半の闘病の末に25歳の若さで逝去されたのです。

それはそれは筆舌に尽くし難い、辛くて悲しいお通夜・告別式でした。

今は肉体を離れてしまった彼の魂が、私が一瞬感じたような幸福感に永遠に包まれて、彼が愛した人達や彼を愛した人達の周りを飛び回ってくれていたら良いなあと思いました。

 

 

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