ルバーブのジャム

宝塚御殿山の自宅パン教室をしている柳瀬美仁です。
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そうそう、八百屋のPAPUさんでルバーブを買いました。ルバーブはジャムや、さらにそのジャムで作られたパイは見た事も食べた事もあるのですが、フレッシュなものは初めて。最近日本でも信州等の寒冷地では栽培されるようになったとは聞いていましたけど。

英国ではルバーブは初夏を告げる味。私が初めてルバーブを知ったのも英国です。それからカナダへ行ったときなんかにも、デザートにルバーブのパイが出てきたりしました。今はなかなか行くことがかなわない海外のお菓子の味です。

よく知られているルバーブは赤いのですが、寒冷地とは言えないこの辺り(西宮市の船坂の畑で栽培されたとか)では緑のルバーブになるそうです。

一束で小瓶2つくらいのジャムになるわよといわれ、一束300円で買い求めました。生産者の方のおススメはいちごと一緒にジャムにする事。酸味も和らいで綺麗なピンクになるんですって。

帰りにいちごも買い求め、喜び勇んでキッチンにたったものの…。一束じゃ少なすぎたかもと後悔。

それでもルバーブだけのと、いちごも加えたのと2種のジャムを作ろうと、ルバーブを刻み、40%のグラニュー糖を加えてしばし放置。

ぐつぐつ煮詰めます。ルバーブだけのものはほんの10分ほど。いちごを加えたものは20分ほど。ルバーブにはペクチンも含まれているとの事でレモン汁も加えません。

結果、出来上がったのはこれだけ(涙)。緑のがルバーブだけのジャムです。

たったこれだけじゃ、お菓子は作れないよなと何度目かの後悔。それでも出来上がったジャムを一口なめてみると…。

私の周りを、サーっと英国の(正確にはスコットランドの)初夏の風が吹きました。マドレーヌを紅茶に浸して味わったときに突然幼少期の記憶がよみがえったって小説(「失われた時を求めて」ですね。読んでないけど)がありましたが、まさにそんな感じ。20歳代で過ごしたスコットランドの夏の記憶がわーっと五感全部に蘇ってきたのです。

一斉に新芽が芽吹き、薔薇をはじめとする花々が開き、乾燥したさわやかな風がふく英国の7月。夕方には(スコットランドでは23時ごろまで日が沈まないのだけど)黄金色の西日を浴びながら、お友達になった各国の留学生と笑い転げながら食べたルバーブのパイの甘酸っぱい香りと味。

35年の時を一気に超えてよみがえったルバーブジャムの味でした。懐かしい。

たったこれっぽっちしかできなかったけど、大事に大事に食べよう。。。また手に入ったらよいなあ。ルバーブ。

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