自分を信じてテキトーに!
宝塚大劇場から徒歩15分の自宅でパン教室をしている柳瀬美仁です。
パンやお菓子を作るとき、計量は正確に…とはよく言われることです。
私もレッスンではそうお伝えしています。
1gや2gくらい良いじゃない!って思われますよね。実際にはそれくらいの誤差なら良いんじゃないかと思います。
でもね。
1gや2gくらい…と思っていると、5gや10gくらいの誤差になっちゃうんです。そして生地の状態がやっぱり違ってくるんですね。だからやっぱり計量は正確にするべきなんだろうなと思います。
昨日、パンオペイザンを焼きました。もう何十回も焼いているパン。その都度ちゃんと計量しています。
ところが昨日は、雑穀を入れてみようと思い立ちました。お米に混ぜて雑穀米にする、あの雑穀です。
雑穀は水分を吸うんですね、思ったよりたくさん。
いつもの感覚よりも、かなり生地が固い!
そこで水を足しました。じょぼじょぼじょぼ…。かなりたくさん。計量なんてしませんでした。生地の状態がいつもと同じくらいになるまで。手がしっかり覚えていました。
果たしてナッツもたくさん混ぜ込んで焼きあがったパンは、いつもと同じモチモチ感。
水かげん、ちょうどよかったかもな。
こうして、自分の感覚を信じてテキトーにできるのは、何度も何度も焼いて体が覚えていたからかもね。