福岡県柳川の柳川藩主立花邸 御花へ
宝塚市御殿山の自宅パン教室をしている柳瀬美仁です。
完全プライベートレッスン!
作ってみたいパンをレッスン!
焼きたてパンは美味しいよ!
ただ今、パン教室はお休み中です
所要あって母を伴って福岡へ行っていた先週。福岡市内で所要を済ませ、西鉄電車に乗って柳川へと向かいました。その日はここ柳川に宿を取ったのです。
柳川は、父が母と一緒に旅した最後の地。ここで食べた鰻の蒸篭蒸(柳川の郷土料理ね)が美味しかったらしく、また行こうと言いながらその数か月後に他界したのです。ゆえに母にとっては34年ぶりの柳川。
私は何度か行った事があるのですが、いつも日帰り。柳川といえば…の川下りも、北原白秋の生家見学もすでに体験・見学済み。加えて柳川名物の鰻の蒸篭蒸ですが、私はウナギが苦手なんですよね。
でもまあ、高齢の母を伴っている以上、日帰りというわけにもいかず…。リニューアルオープンしたばかりの柳川藩主立花邸 御花さんに宿を取りました。
ここがまあ素晴らしかったのですよ。文字通り柳川藩主の末裔(18代目らしい)が営む、日本で唯一の国の指定文化財に泊まれる施設なのです。なんたって、全敷地7,000坪が「立花氏庭園」の名称で国の名勝に指定され、「松濤園」「西洋館」「大広間」「御居間」「家政局(お役間)」「門番詰め所」といった、約100年ほど前の伯爵邸の姿をそのままに留める近代和風建築を自由に見学できるのですよ。
宿泊棟はリニューアルされたばかり。なにもかも新しくて素敵。私たちは「鶴」の間(えーっと、一番リーズナブルなお部屋です。財力なくてスミマセン)。
16時半から館内ツアーがありますが、23時までは好きなように好きな場所を見学したり、過ごすことが出来ちゃうのです。これは宿泊客のみの特典。何せ20室しかないのですから、どこへ行ってもほぼ独り占めです。ロビーにはアルコールも含むフリードリンクが用意されていて、それをどこへでも持ち込んでOKなのです。お部屋はもちろん、百畳ある大広間でライトアップされたお庭を見ながらもOK。
この日、3月並みの温かさだったので、私は珈琲を片手に(実はコーヒー牛乳も炭酸飲料も飲んだ)大広間の縁側にどーんと居座って、独りのんびり時をすごしました。気分は大名? 伯爵?
さらにびっくりした事には、400年の歴史を誇る文化財建物なのですが、なんと車椅子OKなのです(西洋館2F等、一部を除く)。これは高齢の母には本当にありがたかったです。
さあ、夕食に向かいますよ。