宝塚市のワクチン予約

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一昨日は宝塚市の65歳以上を対象としたワクチン予約開始日でした。

私は傘寿を超える母の予約を取ろうと、朝からスタンバっていました。電話はなかなか繋がらないだろうからインターネット予約を狙っていました。NTTをはじめとする各通信会社もできればインターネット予約をと呼びかけていましたし。

結果、インターネットでは10分で予約枠がいっぱいになったと受付終了になってしまいました。

この段階で市役所に電話を入れました。代表電話の交換手から秘書課→市民相談課とたらいまわしにされ、ワクチン接種担当部署から電話をもらうことになっていったん切りました。

５時間ほどたって、電話がありました。

で、色々聞き出したのですが…。

宝塚市には65歳以上の高齢者は6万人強いるそうです。今回の集団接種の予約枠はなんと2704人分。そのうち半分の1352人分をインターネットで、残り1352人分を電話予約で受け付けたとの事。コールセンターは50人体制だったそうです（後の市会議員からの情報によると電話回線は24本）。

午前中はシステム不具合なのかなんなのか原因はまだ聞いていませんが、コールセンターの電話はひとつも鳴らなかったとの事。

やれやれ。

もちろん6万人の高齢者全員が、この日に予約を取ろうとネットにつないだり電話をかけたわけではないでしょう。それでも予約を取ろうとした人は家族総出で取ろうとしたはず。実際私もワクチン接種担当者との電話を切った後、4時間にわたって私と母のスマートフォン、自宅の固定電話を使って電話をかけ続けました。多分1万回以上かけ続けたと思います。「こちらはNTTです」の録音テープをむなしく聞くばかりでしたが。

ワクチン接種担当者の話では、今後宝塚市内の102のクリニックで個別接種をするとの事で、そちらに期待してほしいとの事。しかしこの102のクリニック（これは公表されます）のどこにいつどれくらいのワクチンが届けられるかは公表されないとの事。予約はコールセンターか個別クリニックにすることになるそうです。

またたった24回線に向かって電話をし続けるのか、若しくは個別クリニックにむやみやたらに電話をし続けるのか、どちらかで予約を取らなくちゃいけないのです。

もうどれだけストレスか…。

担当者はそうですよね。それはわかっているんです。でもそうしていただかなくちゃいけないんです。本当に申し訳ないとは思っているんです。と恐縮はしてくれるのですが。

宝塚市のWebサイトには、「今後のワクチン供給は安定して行われるため、ワクチンが足りなくなることはありません。慌てずに予約の手続きをお願いいたします」って書いてあります。でもね、これウソなんですよ。もちろん供給は行われるのでしょうが、いつになるかはわからないのです。

担当者も、65歳以上の高齢者全員が2回の接種を受け終えるのは10月か…年内か…と言ってましたもん。

なんだか腹立たしさを通り越して、情けなさと絶望感でいっぱい。ちょっと気鬱の病にかかっています。

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