着物について思うこと
宝塚御殿山の自宅パン教室をしている柳瀬美仁です。
パンは2時間で完成！
作ってみたいパンをレッスン！
焼きたてパンは美味しいよ！
お着物（いわゆる和服・呉服のことです）、お好きですか？ 着ますか？
私は好きです。着ます。
母が好きだったので（今はもう着ないけど）、子供のころから和服は身近でした。
私が子供のころは、入学式や卒業式には、保護者は和服が当たり前でした。
大人になって華道を習うようになって、お師匠さんが着物の人だったので、着物はもっと身近になりました。
時はバブル期で、私も多少金銭に余裕があったので、自分でも誂えたりしました。
お師匠さんからも帯や着物をたくさんいただきました。
その後、さらに茶道も習うようになって、自分で着付けもできるようになりました。
まだまだ下手くそだけど。
着物を好きだったおかげでできたお友達もたくさんいます。
そして今も、ちょっとしたお食事会や観劇、お茶会なんかには着物を着ることがあります。
自分で誂えた着物のほかに、母からそのまま譲り受けた着物、お友達のお母さまから譲り受けた着物、叔母から譲り受けた着物、華道や茶道の先生から譲り受けた着物等々、今ではちょっとした衣装持ちになっています。
実は先日も、ご近所の方からかなりの着物を譲り受けました。
大島紬に結城紬、作家物の染の着物、見事な袋帯等々。
自分じゃ一生かかっても買えないような素晴らしい着物です。
道で会ったらご挨拶するだけだったご近所さん。
ある日私が着物で出かけているのを見かけて、下さったのです。
大事に着よう…と思いました。
ところで先日、亡くなった叔母の所持品を整理して、かなりの量の着物を処分することにしました。
ほら、TVCMで♪着物は高く売れる売れるよ～♪ってやってるでしょ？
高く売ったるで～と思ったのですが…。
和箪笥にぎっしり詰まった着物をすべて査定してもらって、￥7,000。
着物18枚、帯11本に値段がついたけど、合わせて￥7,000。
他の数十枚には値段つかず。
なんだかなあ。
どこが、♪着物は高く売れる売れるよ～♪やねん！
どうりでリサイクルショップには、信じられないような安値で売られてるわけですね。
まあ、良いものは叔母の生前に私がかなり譲り受けてはいるんですけどね。
私は古着を買い求めようと思ったことは一度もありませんが、多くの方から譲り受けた着物は大切に着ています。
全身を包み込む着物には、着る人の情が移るとも言われますが、誰かを包み込んだ着物が縁あって私のもとに来たのなら、その着物とその以前の持ち主の方が私を守ってくれるように思えるからです。
だから、この査定をみて、もうホントに何というか、なんだかなあとしか言葉が出てきませんでした。
元はとても高価なものなのにね。
…と、まあ結論はないのですが、ちょっと着物について思うことを書いてみました。
引き続き良いGWをお過ごしくださいませね。
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