私の卒業旅行

宝塚大劇場から徒歩15分の自宅でパン教室をしている柳瀬美仁です。

いよいよ緊急事態宣言も解除されましたね。それでもワクチンの接種が進んでいるわけでもなし、ここでまた規制を緩和し通常の生活に戻れば、すぐに次の波が来そうな…。なかなか気を抜けない日はまだまだ続きますね。

そんな中、これからの季節は学生さんたちは卒業や謝恩会等々、人生の節目のイベントを迎えるのに、それが中止だとか規模を縮小してだとかになりかねないことに、とてもとても心を痛めています。

私にとって、短大を卒業して社会人になるまでのお休みに行った卒業旅行は何物にも代えがたい大事な大事な体験であり、思い出だから。

当時、1986年の2月~3月にかけて、私はヨーロッパまでの往復の航空券(ロンドンから入って、ギリシアからアムステルダムを経て帰国)と、ロンドン→マドリードとローマ→アテネの航空券、ヨーロッパの鉄道乗り放題のユーレイルパス1等券、それにロンドン、アテネのホテル1拍ずつのバウチャーと、5万円までしか使えないクレジットカード、1,000米ドルのトラベラーズチェックを持って友人と2人、3週間の旅に出ました。

雪の為に成田で足止め…なんて最初っからトラブルに見舞われながらも、ロンドン→マドリード→バルセロナ→パリ→ストラスブール→ミュンヘン→ザルツブルグ→ウィーン→ヴェネツィア→ローマ→アテネと回りました。この旅で初めて美術館を回って本物の名画を鑑賞し、オペラ座でオペラを観、本場のチーズやピザ、パスタ、ソーセージや生ハムといった料理を食べ、観光地を回りました。

黄色いブルゾン(神戸の高架下で買った)を着た20歳の私。なんか薄汚れてますね~。

インターネットもない時代、「地球の歩き方 ヨーロッパ編」を1冊持って、あとはすべて現地のインフォメーションで情報を得ながら。泊まる宿の手配も、飛行機や列車の国際線に乗る手配も、すべて自分たちでやりました。

例えば列車で国境を超える時、いちいちパスポートと荷物をチェックされ、国境を超えると乗務員も車内放送の言葉も、通貨も、サンドイッチの具材も変わるような時代でした。あと、列車はコンパートメントでしたね。ハリー・ポッターに出てくるみたいな。今となっては古き良き時代。

あの3週間の旅が、私の独立心とか、好奇心とか、それから言葉にできない様々なものを形作ってくれたように思うのです。

きっと今の20歳は、私の20歳とは違うでしょう。すでに海外旅行に行った事があるでしょうし、本場のお料理や食材も小さい頃から食べなれているでしょう。だけど、それでも。。。

こんな時代にあっても腐らず、何か新しい事を見てほしい、感じてほしい、体験してほしいと思います。一生モノの思い出と財産になります。多分。知らんけど…(笑)。

ガンバレー! 若い人たち!

で、そんな思い出を持つ大人の方々。パンが発酵する間、おしゃべりしにいらっしゃいませんか?お待ちしてますよー。

お問合・ご予約はこちらから

柳瀬美仁パン教室ってどんななの?

習えるパンてどんなの?

レッスン可能日っていつ?

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です